2023.05.08 確定申告 還付加算金について 『確定申告 還付加算金について』 新緑の美しい季節となりました。 確定申告も終わり、税金の納付・還付手続きも完了されているころでしょうか? 今回のコラムは、確定申告で所得税・消費税の還付を受けられる方の「還付加算金」についてです。 ※法人については、今回は割愛いたします。 ●還付加算金とは? 還付を受けられる方の中で、還付金額に「還付加算金」というものが別途追加されることがあります。 税務署から「国税還付金振込通知書」というハガキは届いておりますでしょうか? こちらの「支払金額」の下に「内還付加算金 ○○円」と記載されます。 これは何かと言うと、前年実績から決定された予定納税(税金の前払)の支払い金額に対して、実際のその年の納税額が少なかった場合に利息が付いて還付されるものです。 利率は令和5年分については0.9%となります。なかなかに高い利率です。ちょっと嬉しいですね! さて、ちょっと嬉しい還付加算金ですが、1点だけ注意が必要です。 今年受け取った還付加算金部分については、今年の収入の「雑所得」として確定申告が必要になります。 (給与所得者で他の所得が20万円以下の場合は確定申告が不要な場合もあります) この収入に対する消費税はかからず、課税対象外取引に分類されます。 「国税還付金振込通知書」を保管いただき、忘れずに申告を行いましょう。 (記事の内容は作成日現在の法令・関係規則等をもとに作成しております。)